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■【法務コラム】労務管理について
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皆さんこんにちは、弁護士の浅倉です。
今月は、以下のセミナーの講師を担当させて頂きました。
1 特別セミナー「1時間で分かる!有期労働契約のポイント」
2 定例セミナー「紛争予防・解決のための労務管理の基礎知識Ⅴ(労働条件の設定・変更、メンタルヘルス問題)」
有期労働契約のポイントでは、最近よくとりあげられる無期転換ルールについて、会社が気を付けるべき点等をお伝えしました。
まだ始まったばかりの制度ですので、判断が難しい点もありますが、平成30年4月1日以降、無期転換申込権が発生する事案が多くなると思いますので、新しい情報があれば、今後もお伝えしていきたいと思います。
なお、無期転換ルールの例外として、定年後再雇用の場合に、都道府県労働局長の認定を受けることで、無期転換申込権が発生しないとする特例があります。
ただ、認定がなされるまで時間がかかるようですので、申請手続はお早目になされると良いようです。
また、労務管理の基礎知識Ⅴでテーマにしたメンタルヘルス問題は、会社にとって、お悩みになる点が多いようです。
今回は、法的な基礎知識と裁判例を紹介しましたが、過重労働をさせない、労働者がいつもと違う様子・行動をとっている場合に気を配る等、基本的な対応を心がけることが一番重要と思います。
労働者の健康管理に気を配り、理想的な職場環境の形成を目指していただければと思います。
(弁護士 浅倉稔雅)
※この記事はメールマガジン2017年12月号で配信した記事と同一の内容です。
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